骨粗鬆症と温活——53歳で骨密度132%な私が骨粗鬆症が心配な方へ、骨のしくみを話します
更新日:9月25日
更年期に入るとエストロゲンが減り、骨密度が下がりやすくなると言われています。
ここでは、骨がつくられる仕組みから、エストロゲンと骨の関係、閉経後にどのくらい骨量が減るのか、骨粗鬆症の実態まで、研究データをもとにまとめます。

骨はどうやってつくられているの?
骨は一度できあがったら終わり、というものではありません。
肌と同じように、骨の中でも「壊す」と「つくる」がずっと繰り返されていて、体の骨はおよそ3年ほどですべて生まれ変わるといわれています。
この生まれ変わりを担っているのが、古い骨を壊す「破骨細胞」と、新しい骨をつくる「骨芽細胞」という2種類の細胞です。破骨細胞が古い骨を溶かして片づけ、骨芽細胞がそこにカルシウムなどをくっつけて新しい骨をつくる。この2つがバランスよく働くことで、骨の量は保たれています。
ところが年齢を重ねると、このバランスが「壊す」側に少しずつ傾きやすくなります。特に女性は、あるホルモンの変化をきっかけに、そのバランスが大きく崩れやすい時期を迎えます。
更年期を迎え減っていくエストロゲンが骨密度に与える影響
そのホルモンが、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」です。
エストロゲンは、骨を壊す破骨細胞の働きを抑える役割を持っていることがわかっています。閉経が近づいてエストロゲンが減ってくると、破骨細胞の働きを抑える力が弱まり、骨を壊すスピードが骨をつくるスピードを上回りやすくなります。その結果、骨量が減っていくと考えられています。
骨量は20歳代でピークを迎え、40歳代から少しずつ減り始め、閉経の前後でさらに減少のスピードが上がるとされています。
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閉経後、骨密度はどのくらい減るのか
女性は閉経後5〜7年の間に、骨密度の最大20%を失う可能性があるとされています。
骨が減っていくスピードには個人差があり、この期間の変化が大きい人ほど、その後の骨粗鬆症のリスクが高くなるといわれています。
骨粗鬆症の実態
骨粗鬆症の推計患者数は1,590万人(男性410万人、女性1,180万人)にのぼるとされ、女性のほうが圧倒的に多いのが特徴です。
有病率は腰椎で女性13.9%、大腿骨頚部で女性18.3%というデータもあります。
50歳以上の女性の約2人に1人が、骨粗鬆症による骨折を経験するといわれています。また、女性の股関節骨折のリスクは、乳がん・子宮体がん・卵巣がんを合わせたリスクに匹敵するとも言われるほどです。
骨密度を守るために一般的に言われていること
カルシウムとビタミンDを十分にとること、日光を浴びること、ウォーキングなど体重のかかる運動を続けることが、骨の健康を保つうえで一般的に挙げられています。
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わたしの記録から(一例として)
ここからは、わたし個人の記録を一例として紹介します。53歳、蒸し歴18年以上のわたしの骨密度は132%です。(お店に検査結果貼ってあります)
20代のころも測ったことはありますがその頃は平均値でした。
骨密度は、20〜44歳の若い頃の骨密度を100%とした基準(YAM)で表されることが多く、50代女性の平均は、この基準でおよそ70〜80%程度まで下がっていることが多いといわれています。
それと比べると、132%という数字は同世代の平均よりかなり高い状態ということになります。
骨密度や骨粗鬆症が気になる方は、婦人科や整形外科での「腰椎」「大腿骨」での骨密度測定をおすすめします。
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まとめ
骨は「壊す」と「つくる」を繰り返しながら、約3年〜で生まれ変わっている
エストロゲンは骨を壊す働きを抑えており、閉経に伴う減少で骨量が減りやすくなる
女性は閉経後5〜7年で骨密度の最大20%を失う可能性がある
日本では骨粗鬆症の女性有病率は腰椎で13.9%、大腿骨頚部で18.3%とされている
50代女性の骨密度平均はYAMでおよそ70〜80%とされ、気になる場合は自己判断せず医療機関で腰椎で測る骨密度検査を
よくある質問
Q. 骨密度はどこで測れますか?
婦人科や整形外科、自治体の骨密度検診などで測定できます。気になる方は一度計測してみることをおすすめします。簡単なものではなく、腰椎や骨盤で測るものをおすすめします。
Q. 黄土漢方よもぎ蒸しをすれば骨密度が上がりますか?
よもぎ蒸しは温活の一つであり、骨密度を上げる医療行為ではありません。蒸せば上がる、という断定的なことを申し上げることはできません。
Q. 更年期はいつからいつまで続きますか?
一般的には閉経の前後5年、合計10年ほどを更年期と呼ぶことが多いといわれています。個人差が大きいので、目安として考えてください。
Q. 骨粗鬆症には自覚症状がありますか?
初期にはほとんど自覚症状がないことが多く、骨折して初めて気づくケースも少なくないとされています。40歳を超えたら早めの検査をおすすめします。
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参考文献
日本内分泌学会「閉経後骨粗鬆症」 https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=51
日本生活習慣病予防協会「骨粗鬆症の推計患者数(40歳以上)は、1,590万人」 https://seikatsusyukanbyo.com/statistics/2024/010806.php
Bone Health & Osteoporosis Foundation「What Women Need to Know」 https://www.bonehealthandosteoporosis.org/preventing-fractures/general-facts/what-women-need-to-know/
Endocrine Society「Menopause and Bone Loss」 https://www.endocrine.org/patient-engagement/endocrine-library/menopause-and-bone-loss
骨みらいプロジェクト「骨は新陳代謝している!骨のしくみについてわかりやすく説明します」 https://honemirai.meg-snow.com/column/wellness/report27/
「50代女性の骨密度はどれくらい?平均と基準(YAM)の見方を解説」 https://tamahiyoshi.or.jp/column/20260626_3.html
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