新型コロナ禍で、家で過ごしている間に随分と日差しが強まりました。外出時のマスクが欠かせない生活習慣になって、感染予防だけでなく熱中症の心配も増えたこともあり、これまで以上に健康に気を使いますね。
また健康面以外に女性にとって気になるのが肌トラブルです。日焼けによるシミや乾燥肌、マスクのこすれで肌荒れを起こしたりなど、これらのトラブルは肌のバリア機能を低下させることが原因です。肌の大敵である紫外線や乾燥を防ぐために日焼け止めクリームやワセリンまたはオイルで肌を保護することをおススメします。
関連記事
アフターコロナ、いますぐ出来る「肌老化アンチエイジング」11の方法
withコロナ、マスクで運動は熱中症の危険性高まるので気を付けたいこと
今回は関連記事とは別の視点で美容と健康について考えていきたいと思います。
美肌キープにコラーゲンは有名ですが、コラーゲンがウィルス対策に役立つことは意外と知られていません。コラーゲンっておなじみの成分なのに、そもそもコラーゲンがどうカラダに働いているのかについて、知っているようで知らないことが多いのかもしれませんね。
改めてコラーゲンの摂り方のコツと美肌キープをしながら、ウィルスの感染予防や感染した際の早期回復などコラーゲンの働きについて考えていきたいと思います。
コラーゲンってどんなもの?
コラーゲンによる美肌効果を狙ったドリンクやゼリーなどの健康食品はもちろん、コラーゲンが多く含まれる食材に女性は惹かれてしまいますが、そもそも、コラーゲンってどんなものなのでしょうか。厚生労働省の資料によれば、コラーゲンとはカラダにあるたんぱく質の一種で、カラダの全たんぱく質の30%を占めているのだそう。そのうちの40%が皮膚に20%は骨や軟骨に存在し、その他は血管や内臓などの全身の組織にも広く分布しているのだそう。
女性がとても気になる皮膚のコラーゲンについて詳しく見てみましょう。
コラーゲンは皮膚のハリとツヤを生み出している
肌の組織は皮膚の表面から表皮、真皮、皮下組織と三層から成り立っていて、その全てにコラーゲンがあり肌老化と密接な関係にあるそうです。その理由は年齢を重ねることで、コラーゲンの合成能力が低下していくと、コラーゲンの代謝が衰えていきます。コラーゲンの合成が遅れてくると肌は肌弾力やみずみずしさが失われ、たるみやシワを引き起こすからです。従って、アンチエイジングを考えるなら、若々しいハリと弾力のある肌の源であるコラーゲンを上手に補給することで、肌の若返り効果が狙えます。
私たちは普段、皮膚の表面である表皮をケアしていますが、スキンケア商品は角質層にしか届きません。ですが美肌を意識するのであれば、表皮のスキンケアよりも皮膚の土台ともいえる真皮に目を向けるべきなのです。なぜなら肌のツヤやハリの正体は真皮の70%を占めるコラーゲンだからです。
真皮内にある網目状に張めぐされたコラーゲンの繊維は、繊維と繊維が結合し水分を蓄えることができます。その性質が肌の保湿力を保ち柔軟がありハリのある若々しい肌を維持しているのです。逆に真皮のコラーゲンの合成能力が低下してしまうと、皮膚の水分を失ってカサカサに乾き、その影響からシワとなって現れ肌老化となるのはこのためです。
加齢の他にもコラーゲンの代謝の衰えは紫外線やストレスなどでも肌老化を引き起こします。日頃の疲れが重なったり日焼けをした際に肌のたるみやシワが増えるのがその証拠です。
コラーゲンで免疫向上し、ウィルス感染予防
あまり聞きなれないかもしれませんが、コラーゲンを増やすことは新型コロナウィルスの予防と感染時の早期回復にも役立ちます。その理由は、ウィルスに感染する大きな要因は飛沫感染や接触感染です。
飛沫感染は感染者の咳やくしゃみと一緒に飛沫したウィルスを別の人が口や鼻から吸い込むことで起きます。また接触感染はウィルスに触れた手を口や鼻を触ることで吸い込んで感染してしまいます。そのため、マスクの着用や手洗いやうがい、アルコール消毒で感染経路を断ち切ろうと予防をしています。
未知のウィルスに対し、それだけの予防では感染リスクも重症化リスクにも不安があるのではないでしょうか。私たちのカラダには免疫システムがあります。ウィルスの侵入を防ぎ対抗する免疫とコラーゲンも密接な関係があるのはご存じでしょうか。
私たちのカラダのありとあらゆるところにコラーゲンが存在しています。コラーゲンを分解して分子量を小さくしていくと「コラーゲンペプチド」となり、さらに分子量を小さくすると「アミノ酸」な訳ですが、コラーゲンペプチドの摂取によって身体機能と免疫低下を改善することがヒトを対象とした研究結果が出ています。
つまり、コラーゲンを増加させると免疫力を向上させるので、その免疫によって体外から侵入するウィルスに対抗する重要な機能を担い、健康の維持に貢献します。またコラーゲンの網目状特性は細胞間の隙間を無くすことからウィルスの侵入を防ぐことにもなるのです。
あとはどうやって、コラーゲンを増やしていくのかですね。そのコツについて考えていきましょう。
コラーゲンは食べても増えない?!どうすればいい?
コラーゲンを多く含む食材は、ゼラチンのほか鶏の手羽やフカヒレ、牛すじ、鶏や魚の皮などがありますが、実はこれらを食べてもコラーゲンを摂り入れることにはなりません。コラーゲンそのものを食べても消化する際に、コラーゲンペプチドやアミノ酸などの小さな分子に分解され、たんぱく質を合成する材料となるからです。
そのためコラーゲンの合成に必要なたんぱく質などの栄養素をバランスの良く食事を心掛けていれば、コラーゲンが不足するようなことはありませんので心配しなくても大丈夫そうですが、ビタミンCは欠かせません。ビタミンCが不足するとコラーゲンの合成が出来なくなり、壊血病を引き起こしてしまうからです。
つまり、コラーゲンを増やしたいのであれば、コラーゲンを直接摂るよりも、栄養バランスを考えた食事でたんぱく質やビタミンCを意識することが効果的だと言えます。ビタミンCを多く含む食材はじゃがいもやブロッコリーの他にもこれからの季節、ゴーヤやいちご、キウイなどもおススメです。
まとめ
免疫は適度な運動や睡眠、食事や笑顔によって維持・向上することができます。女性にとって、美肌にも効果があるコラーゲンを意識した食事は楽しんで実践できるのではないかと思い紹介させていただきましたが如何だったでしょうか。コラーゲンは加齢による肌の老化や紫外線による光老化によって減っていきます。コラーゲンの減少は肌のハリやみずみずしさ失わさせ、シワやたるみの原因になりかねませんし、免疫は新型コロナウィルスと付き合う上でもコラーゲンの健康パワーを摂り入れていきたいですよね。
コラーゲンだけで新型コロナウィルスの感染予防になるわけではありませんが、普段から手軽にできる免疫向上の手段の一つとして試していただければ嬉しいです。これからも免疫力を高め、若々しいハリと弾力のある肌と健康な心とカラダを作っていきましょう!
これからも日頃から気を付ける美容や免疫力向上のために、知識をフル活用して情報発信を続けたいと思います。
当店は、感染症予防として入り口での検温・接客時マスク着用、予約数を制限することにより消毒作業などを強化。3蜜に留意し、また細菌やウィルスの心配も最小限となるよう、接客は1人で行うなど、お客様が安心してリラックスしてご利用頂けるお店作りをしています。よもぎ蒸しのご予約は下記バナーより詳細をご覧ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
---筆者----
黄土よもぎ蒸し むん オーナー
KOZUE
47歳(2020年現在)
化粧水等、基礎化粧品は使わない。
スキンケアの基本は、キャリアオイルとたまーにレチノールクリームのみ✨湯シャンで綺麗な地肌を作り、健康な髪の毛を育てるのに力を注いでいます!
黄土よもぎ蒸しでデトックスを重ね、身体を温めることで生理痛緩和など健康に近づく身体を実現中。
Comments