寒い季節や、一日の終わりに近づく夕方ごろになってくると、気になりだす悩みといえば、むくみが挙げられますよね。 とくに女性はヒールのある靴やブーツを履くことが多いので、靴を脱ぐと足がパンパンに!ということはよくある話です。 そしてこの女性を悩ますむくみの原因は、「冷え」が関係しているとも言われているのです! 冷えによるむくみの症状が出た場合、どのような対策を心掛ければ良いのでしょうか。
「むくみ」とはどんな症状のことを指すの?
普段から聞き慣れている言葉でもある「むくみ」ですが、なぜ体がむくんでしまうのかのメカニズムを考えたことがある方は、あまりいらっしゃらないことかと思います。
単純に「靴がキツイ」「鏡を見たら顔がパンパン!」などの症状が現れた際に、気付くことがほとんどですよね。
むくみとは漢字で「浮腫」と書き、体の細胞と細胞の間にある水分や老廃物が、異常に増加して皮膚の下(体内)に溜まってしまった状態のことを言います。 心臓から送り出された水分(血液)は血管を通り、全身を巡って体の中の細胞に必要な成分を運び、老廃物を除去しています。 しかし、何らかの原因でこの循環のバランスが崩れてしまったときに、むくみは起きると言われているのです。 肥満と混同されることも多いむくみですが、肥満と区別するには、むくんでいる箇所を指で強く押してみましょう。 指の形がそのままへこみとして残れば、むくんでいる状態となります。 むくみは病気ではないですし、一時的なものだと認識されがちですが、放置してしまうと取り返しのつかないことに…なんてこともあり得ますので、やはり対策は必要となってくるでしょう。 むくみには様々な原因が考えられますが、その中でも今回注目したいのが「冷え」によるむくみです。 むくみと冷えには、一体どんな関係性があるというのでしょうか?
冷えがむくみの原因になるって本当?
むくみには様々な原因によって生じる、と言われていますが、「冷え」がその一つだと言われています。 とくに女性は普段から冷えに悩んでいらっしゃる方も多いので、その冷えが原因でむくみやすくなっているのなら、早急に対処しなくてはいけません。 ご自身が冷え性と気付いている方はまだ良いですが、意外と冷え性と気付いていない方も、たくさんいらっしゃることかと思います。 こんな自覚症状が現れていたとしたら、ひょっとして隠れ冷え性かもしれません。 ・お風呂に入ったあとすぐに手足が冷える ・厚着をしても体が冷える感覚がある ・トイレの回数が少ない ・お腹周りが冷たく便秘や下痢になることが多い ・ダイエットをしても痩せにくい ・筋肉がつきにくい ・気分が落ち込むことが多い 冷え性とは血液の流れが滞り、血管を収縮させている状態のことを言います。 このような状態になると体は次第に冷えてゆくのですが、冷えを感じると脳には「体を温める」といった指令が届く仕組みになっています。 しかし自律神経やホルモンバランスなどが崩れてしまうと、この指令が届くことはなく、体が冷えを引き起こしてしまうのです。 なぜ、女性に冷え性の方が多いのかと言うと、男性に比べて熱を作り出す筋肉が少ない上に脂肪が多く、月経の影響などにより腹部の血流が滞りやすいことが挙げられます。 冷えが血流を悪くし、血液の循環のバランスが崩れたときに、前述した通りむくみは起きるようになってしまうのです。 むくみと冷えは別の症状と言えますが、冷えがむくみのきっかけになってしまうことがありますので、むくまないような体を目指すのなら、冷えの対策をしてみるべきではないでしょうか。
冷えによるむくみに効く対策方法はあるの?
寝起きに顔がむくんでいたり、夕方になると足がむくんでしまったりする症状は、女性にとっては最悪な状態とも言えますよね。
朝にむくみが気になってしまえば、一日気分が乗らなくなってしまいますし、夕方に足のむくみに気付けば「明日に響いてしまうかも」と心配になってしまうものです。
むくみは繰り返すものですので、目指すべきは「むくみにくい体」を作ることです。
どんな対策を心掛ければ、むくみを解消できるのでしょうか?
◆冷えが原因のむくみ対策①湯船につかる
お風呂の時間を短縮して、毎日シャワーだけで済ませている方は、基本的に体全身が温まることがないうちに、お風呂を出てしまっていることがほとんどです。 体を芯から温めないと、お風呂から上がったあと、体が冷えてしまうペースも早くなってしまうのです。 「それならば熱いお湯でシャワーを浴びるか、熱いお湯を張った湯船につかればいいのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、この方法はおすすめできません。 なぜなら人は常に体の温度を一定に保とうとしているので、急激に体が熱さを感じると体温を下げようとする機能が働きます。 この働きによって、お風呂上りに体が冷えてしまうので、体温より少し高いぐらいの40℃前後のお湯に、20分程度つかっていただくのがおすすめです。 肩まで湯船につかるように入ることによって、血液を温め代謝を高めてくれるので、自然とむくみの解消にも繋がりますよ。
◆冷えが原因のむくみ対策②生活習慣の改善
体にまつわる様々な事柄には、根本を見直すことによって改善されることがありますよね。 中でも食生活は毎日健康で居るためにも、一番に見直すべき習慣であるとも言えるでしょう。 温かい食べ物や飲み物を取り入れることは、簡単に体温上昇を促してくれる即効性の高い方法と言えます。 体が冷えているときに飲む、温かいお茶やスープは、気持ちまでほっとさせてくれますよね?
お昼に冷たいお弁当を食べているのであれば、温かいお味噌汁やお茶を一緒に飲むことによってバランスが取れるようになります。 そして、適度な運動も、冷えやむくみに忘れてはいけない生活習慣と言えるでしょう。 運動をすることで血行を良くし、新陳代謝も高めることができますよね。 なかなか運動する時間がないのであれば、エレベーターを使わず階段を使用する、電車を一駅手前で降りて歩いて帰宅する、などの軽い運動をまずは心掛けてみましょう。
◆冷えが原因のむくみ対策③マッサージをする
一日の疲れを癒すためにも、眠る前などにマッサージを行うことは有効的ですよね。 とくにデスクワークをしている方は、同じ姿勢で長時間座り続けることによって、血液の循環が悪くなり下半身がむくみやすくなります。 立ち仕事の場合も、重力によって足に水分が溜まっていきますので、仕事が終わるころには足がパンパンになってしまうこともありますよね。 こまめに体を動かすことは、血流を良くしてくれますので、ほんの少しのストレッチだけでもむくみや冷えには効果的です。 トイレに行く際やほんの少しの休憩時間に、体を動かすことを心掛けてみましょう。 そしてお風呂で湯船につかった際にも、優しくむくみが気になる部分をマッサージしてほぐ
してみてください。
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれているので、ふくらはぎをマッサージすることによって、血液の流れがよくなっていきます。 足のツボ押しやリンパマッサージも効果的ですので、一日の終わりの習慣にしてみてはいかがでしょうか。
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●まとめ
冷えが原因となるむくみは改善しようにも、元々冷え性の方であれば慢性化しやすいので普段から注意しなくてはいけません。
とくに女性は男性よりも筋肉が少なく脂肪が多いので、脂肪が冷えてしまえば温まるのに時間がかかるので、常に体が冷えた状態となってしまうのです。
体が冷たいと感じれば朝の目覚めも悪く、一日を倦怠感と共に過ごさなくてはいけませんよね。
そうならないためにも、普段から冷えによるむくみが起きないような対策をし、心も体もリフレッシュして健康的な毎日を過ごすようにしましょう♪
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